保険は色々な種類があり、一般の方が加入できるものだけでなく法人向けの保険も存在しています。また、法人の場合は保険で節税対策を行なうことだってできるので知らないと損すると言えるでしょう。法人向けの保険で人気を集めているのが逓増定期保険があります。逓増定期保険にもデメリットやリスクもありますが、まずは逓増定期保険に加入するメリットを知っておくと良いでしょう。
法人向けの保険は会社などを経営している人向けの保険となっているため、一般の方は加入することができません。通常、利益がたくさんあればあるほど法人税として課せられ納税しなければならないのですが、その費用を保険に充てることで節税対策効果が得られるのです。なぜなら、保険は損金扱いになるからです。保険に支払うことで益金は少ないと見なされその分、法人税の支払い額も少なくなっていきます。そして保険は万一の際に補償があるため、いざという時にお金が入ってくるのですが例えば取引先の会社が倒産してしまった場合、大きな損害をもたらされることになると考えられます。しかし、保険に加入していれば、万が一の事業資金として準備することが可能です。他にも、災害など予期せぬ損害を招いた際にも活用することができるので、安心して経営していくことができると言えるでしょう。
逓増定期保険は多くの経営者に注目、加入されている保険であり基本的には掛け捨ての保険になっています。しかし、法人向けの保険は解約返戻金というものがあり、支払ってきた保険金のうちいくらかは戻ってくるようになっているのです。逓増定期保険が注目されている理由がこの解約返戻金となっており、返戻率のピークが5年から15年になっています。例えば、逓増定期保険に加入し支払いを続けて数年後、事業を拡大したいとなった時に解約することで高い解約返戻金を受け取ることができるのです。その費用を事業拡大のために充てることができるので費用面を気にすることなく会社を成長させていくことができるでしょう。
逓増定期保険のリスクやデメリットと言えば、解約のタイミングが挙げられます。解約するタイミングを誤ってしまうと解約返戻金を少ししか得られず損してしまう結果になるでしょう。今まで支払ってきた保険料を溝に捨てたような状態に陥ってしまうので、理解した上で加入・解約をすることが大切です。また、失敗しないためにも経営コンサルタントに頼るのがベストだと言えます。会社に適した保険を提案してもらうことができ、大きい節税効果が得られる上に損をしないようにアドバイスしてくれるので利用しない手はないと言えるでしょう。